What's うぷ?

アクセスカウンタ

zoom RSS バージニア釣行記G 〜 終焉

<<   作成日時 : 2008/05/28 23:35   >>

トラックバック 0 / コメント 0

釣り場の入口で数分間、石積みの際を狙う。
北東からの風が強い。
風下に向かって立っているのだが、0.6号のPEがどんどん上に吹き上げられていくような感じだ。
駐車スペースと釣り場の間が橋状になっているのだが、まさにその下を通り抜ける風に煽られているのだろう。

移動。2人で5本の竿を出している夫婦の左横が空いたので入れてもらう。
ラインの何本かはこちらに向いているのでやはりキャストはできない。
真下に落とし込んでしゃくる。
下から吹き上げてくる風については入口のところよりはマシか…。
しかしアタリはない。
5gのジグヘッドにバス用ワームをセットし、これまた縦にアクションさせる。
時折小さな弾くようなアタリがある。

釣り場の上は何だかすごくインターナショナル。
右側の夫婦は言葉からするとイタリア系か?
ひと組挟んで左側には中国系の家族連れ、後ろ側にも東洋人やインド人らしき姿が…。
もちろんネイティブな感じの人も多いが、そのほとんどが旅行者のようだ。
すぐ左側の釣り客が帰り、中国系の家族連れと俺の間にスペースができた。
キャストできるか…。
思う間もなく韓国人3人連れのオバサマ達が入る。
しかも俺の立っているすぐ横に陣取るし…。
やりにくい…。

隣の夫婦の旦那の方が催したのかその場を離れた。
先ほどから5本の竿に小さなアタリがぽつぽつあって、その度に激しいアワセをくれてやっているのだが乗らない。
旦那がいなくなり、奥さん一人がその作業を休む間もなく続けている。
程なく、一番俺寄りの竿のティップが数回ぷるんぷるんと震えた。
「あのー、これ乗ってると思うけど…」と片言で伝えたが、うまく伝わらない。
しかも信用していないし…。
その時、俺と奥さんの間でその竿先ががくっとしなった。
慌ててアワセを入れる奥さん。
いや、もう相当飲み込んでますって…。

柔らかめの竿だろうが、その曲がり具合からいって相当でかいエモノのようだ。
やりとり…というよりはゴリ巻きに巻いている感じ。
果たして浮いてきたのはエイ…。
「手伝いましょうか?」と声をかける。
「旦那が戻ってくるまで待つわ。気にしないで〜」との答え。

俺にとってラッキーだったのは旦那がまだ戻っていないこと、奥さんひとりで取り込みできないこと、そのエイのお陰でこっちに向いていたラインのうち2本が絡まって回収せざるを得ないこと…。
前が完全に空いた!

火事場泥棒のようで気が引けたが、正面にキャストさせていただく。
底を取り、シェイクするようにゆっくり引いてくる。
「プッ」としたアタリ。
アワセを入れず、敢えてストップ。
「プッ、プッ」と続けてアタリ。
魚は小さいかも知れないが、口にさえ入れてくれたら…。
次のアタリで合わせる! 腹を決める。
瞬間「プルッ」とアタリ。ビシッとではなくスーッとアワセを入れる。
はい、乗りました。引きは強い。
でもエギングロッドなのと、足場が高いのと、強風なのとで、やり取りしてる感は乏しかったけど…。

上がってきたのは…何だろ、この魚?
やたらと歯が鋭いんですけど。

画像


25、6cm…もう少しあるか。
それにしても「ぼーず逃れ」もいいところだが…。

こいつを写真に収め、とりあえずの目的達成。
魚は中国人の子供が欲しそうにしていたのでプレゼントし、その場を離れた。


ここから地元までまた10時間のドライブが待っている。
でも苦痛ではない…。

狙ってた釣りはまったくといっていい程できなかったけれど、素直に貴重な経験ができたと言っておこう。
海は海、だけど俺の持っているイメージとは違う…。
日本の海岸に立ったときに感じる強烈な潮の匂い、背後に迫る山の圧迫感、時折浴びる波しぶき…。
どれもここでは感じることができなかった。
それが故に自分の持っている、決して多くはないけれども幾つかある引き出しを開けることができなかったと言えば言い訳か…。
その場所、その時で、状況に合わせていい釣りができる−それがうまい人なんだろうなぁ。

かなり感傷的な気分で、微かな潮の匂いと、走りすぎる車の音にかき消される程か細い波の音を感じながら、タックルをしまい込んだ。




後日追記:
写真の魚、ケンタッキーにお住まいのkajinaoさんからの情報で「Bluefish」(和名アミキリ)ということが判明しました。
アメリカ産のスズキ科の魚で、アメリカ東海岸から南太平洋辺りに生息するそうです。

kajinaoさん、情報ありがとうございました。

テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

コメント(0件)

内 容 ニックネーム/日時

コメントする help

ニックネーム
本 文
バージニア釣行記G 〜 終焉 What's うぷ?/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる